コラム

第6話 <キャリア研修受講生から感想をいただきました>2009-08-07

                              (写真は、小杉知由さんです)


2009年2月26日 社会人3年目25歳の方々のキャリア研修講師を務めました。今回は、そのときの受講生による感想の一部をご紹介します。



まず、小杉知由さん(写真上)です。キャリア研修では、午前はすこし堅苦しそうでしたが午後からはグループ討議のリーダー役を務め、積極的かつ繊細に発言してくださいました。それから、情感豊かに自分ストーリーを語ってくださった立野貴士さん、さらに、必然的偶然の喜びに目覚めた白井健太さん、のお三方です。




<小杉知由さん>
今回、中西先生の研修をうけるまでは「キャリア」という言葉の意味を間違って理解していました。良い学歴、良い経歴、社会的地位の高い人、エリートなどの意味として解釈しており、自分には無縁の言葉と思っていました。
本当のキャリアの意味、それはその人の生き方、価値観や人生観、これまでの経験してきた事やこれから偶然必然的に経験する事、個性、という解釈に変わりました。


一番印象に残ったのは、「キャリア交差点」という言葉でした。人生に於ける転機、たとえば高校受験、大学受験、就職活動など、これまでにもいくつかのキャリア交差点はあったと思うけれど、おそらくこの25年間より、これから先の人生の方が多くのキャリア交差点に差し掛かるだろう。そんなとき、自分のキャリアを見つめ直し、より自分らしくてよい道へ進むことができるようになりたい。今回の研修で、自分のキャリアについて強く関心が持てるようになりました。ありがとうございました。


これから訪れるキャリア交差点で、もし遠回りしても、次の交差点で修正することだってできるし、遠回りした事を後悔しないようなキャリアをめざしたいです。






<立野貴士さん>
中西先生のお話を聴くまで、「キャリア」という言葉を履き違えていました。キャリアとは、自己概念という自分像を実現しようとする考え方であって、資格とか、経歴とか、形あるものはあくまでもキャリアを形成する一要素でしかなく、大切なのはそれらの要素を活かし、「どうなりたいのか!! どう生きたいのか!!」という、形では表せない生き方の方針だとわかりました。


物事には何でもストーリーがあり、人生も例外でなく、今まで歩んだ道と、今いる場所と、これから進みたい道のストーリーをしっかり自分の考えで表現していきたいと感じました。その際、途中何度も「道」「場所」を見返し編集し、最高の作者になります。


自分で思っている自分像と、人に写っている自分像とのズレを常に意識し、計画を立てたら没頭し、計画期間中は流されつつ、計画外の意外性も楽しみとして受け容れ、成長していきたいです。ご指導、ありがとうございました。






<白井健太さん>
「キャリア」というものを非常にわかりやすく説明していただいたので、素直に染み込んできました。
これまでの道程に加え、今抱えている想いと将来までまとめて「キャリア」を考える事で、今をより真摯に生きていかなければと思いました。もちろんそれは仕事も同じで、流されずに自分の意志や考えを持って進めて行くことが大切であると実感しました。


「自分を知る」「自分と向き合う」というのはとても難しいですが、3年又は5年単位で自己開発を行うことで今以上に日々を充実して過ごせる事を学びました。


また「偶然は必然である」ことも今回の研修で学びました。3年または5年ビジョンをもち今を努力している人間に、偶然のようで実は必然的な素晴らしい出来事が舞い込んで来ることです。今回の研修や先生との出会いも縁であり、素晴らしい偶然必然だと強く感じます。
ありがとうございました。

                                 <以 上>